旅するようにくらす

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結婚観

あなたは私を認めてくれる
あなたは私に自信をくれる
あなたは私を愛してくれる

 

そんな人がずっと隣に座っていてほしいとごく自然に思えた時、相手もそう思って、またそれを周りの大事な人達に認められた時それは「結婚」という、ある決まった型にはまることになる。

 

パズルのピースが当てはまるようなそんな感じ。

 

昔から結婚というのは私の人生で決して優先順位の高いものではなく、気持ちと法律が現実世界でどう結びつくかという疑問があった。

ディズニー世界のような甘い世界が現実のどこにあるのかと妙に冷めているところがあった。

 

私が二十歳の頃社会人になり、ブライダル関係の仕事に就くと、さらにその思いは加速していく。ウエディングドレスや着物、ティアラや揺れるイヤリングは可愛い。一生見ていたくなるほど美しい輝きを放つものもある。

 

私自身にももちろん楽しい恋愛の経験もあったけど、結婚となるとやっぱりどうしても現実離れしているとしか思えない。

疑問をなんとか解決しようと、担当したお客様になぜ結婚という選択肢を選んだのか本気で聞きまくってみたりもした。

答えは、◯年付き合ったからだの、彼の転勤が決まったからだの、適齢期だの、現実的なものばかり。

 

結局のところ、結婚は現実。夢物語なんかではなく、お互い全く違ったところから来た他人同士が家族になるという事実。そしてその後の人生をずっと一緒に過ごしていくことになる。

 

最近なんとなく理解してきた模様。

 

 

ある古くからの友人の言葉を思い出す。

この人はわたしの弱い部分を補ってくれる。無条件で愛してくれる。

 

 

 

 

そんな人が自分の旅路の中にふと現れた時、それは現実のものとなる。

 

 

 

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