旅するようにくらす

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風の歌を聴け1

村上春樹のデビュー作、風の歌を聴け。を読んでみた。

印象に残った箇所は2つ。それ以外は凡人の私にはほぼ理解不能。

 

1つ。とても人の良い山羊の話。
山羊はいつも重い時計を首から下げて、ふうふう言いながら歩き回っていた。ところがその時計は重い上に壊れて動かなかった。そこへ兎がやって来てその訳を尋ねる。
「そりゃ重いさ。でも、慣れちゃったんだ。時計が重いのにも動かないのにもね。」
兎は綺麗なリボンのかかった小さな箱をプレゼントする。
それはキラキラ輝いて、とても軽く、しかも正確に動く新しい時計だった。
山羊はとても喜んで、みんなに見せて歩いた。

 

その時計はつまり心を表しているらしい。山羊は最初自分の時計で満足していた。

少なくともそうせざるを得なかった。が、その時点では、実はそれ以上の時計が存在することを知らないでいる。

 

もし私が素晴らしい時計を持ち合わせていたのなら兎のように綺麗な包装で誰かにあげることもできるだろう。

 

私の時計はまだ未完成のままだ。

 

この世には自分の知らないことが多すぎる。だから知りたいと思う。

人間の無知について考え出すと時間がいくらあってもたりない。


その為には自分の力一つでは限界がある。他と関わることで、今まで予期しなかったものに気づくこともある。また、思い出されることもある。

 

現代社会では驚くほどの情報量とスピードにいかについていくかで人々は必至だ。

ただそれだけではなく、常に地に足をつけ、自分の五感でより良い旅にしていく事がもっと面白いことだと私は思う。

づづく・・・・。

 

 

 

 

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My life is in my hand...