旅するようにくらす

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映画鑑賞

映画鑑賞が趣味の人は多いと思うが、私はそうでもない。

人からの強い勧めがあるか、もしくは飛行機の中しか見ない。ことにしているのか、自動的にそうなっているのかは定かではない・・・。

あとは気分が落ち込んだ時に戦争映画を見たりする。

私より大変な思いをしてる人がいるとわかり感情移入することで気が楽になる。戦争映画のお勧めはまたいつかのブログで・・。

 

前置きはそれくらいにして。

先日、飛行機に乗る機会があったんで、例によって退屈しのぎに数本の映画を見た話をしよう。映画評論のような大それたものでは全くなく、ただ素人中の素人の映画感想くらいに思って読んでほしい。

 

まず、一本目は藤原竜也主演の「22年目の告白」これは戦争映画くらい衝撃的、というか描写が残酷。原作は韓国映画からだが若干ストーリー展開と結末に違いがあるよう。韓国映画もドラマもそうだが、やはり民族性?のようなものもあってか、人間の心を揺さぶるような濃く激しい内容が多いように感じる。

話は22年前に起こった連続殺人犯が時効を迎え、世に名乗り出てくるというところから始まりその周辺人物との人間模様から事件の真相が解明されていくという内容。

予想外のストーリー展開が空の上で背筋も凍るスリリングな思いをした作品だった。

映画『22年目の告白−私が殺人犯です−』予告編 - YouTube

 

 

あまり後味が良くなかったので、気分を変えようと二本目は実話に基づいたNASAでの黒人女性らによる宇宙開発の試行錯誤を描いた作品「Hidden Figures」(邦題:ドリーム)これは60年代のアメリカの話で、当時まだ色濃く残る黒人差別に立ち向かいながら働く女性達が主人公だ。

アメリカ歴史は特に黒人に厳しく、中でも女性というだけで社会進出を阻むような風潮があったというのが視覚的に見て取れる。

 差別によるいじめの描き方はアジア映画ほど卑劣ではないが実際のところもっと意地悪な感じだったのかなと思う。それに対しての主人公たちの勇敢さ、自信に心うたれる。し、なんしかかっこいい。全員知的でクール。あと宇宙飛行士役の男がなぜかチャラ風。さらにストーリーがシンプルでわかりやすいのがさらに◯

Hidden Figures | Official Trailer [HD] | 20th Century FOX - YouTube

 

 

三本目に見たのはトムハンクスとエマワトソン主演の「the circle」

先ほどの作品に比べ本国では特に評価が良いわけではないらしい。

確かに有名キャストを使っての話題性優先映画のように思える。本作は今巷に溢れているSNSの依存性、怖さを物語る。

エマワトソン扮するメイが新入社員として入社した「the circle」そこで開発された超小型カメラを体につけることで個人の生活の全てがネット上で全世界に公開されるという。SNSに関しては賛否両論が常に繰り広げられているが私自身はなにをネットに載せようが誹謗中傷や不快な内容なんかでない限り個人の表現の自由だと思う。ましてやビジネスに使うなどなんて頭の良いやり方なんだとさえ思う。

ただ、日常生活の全てを他人に公開するってのは非常にリスクのあることだと知っておく必要がある。この映画のようなことにはならなくとも、顔の見えない人間関係への過度なストレスだったり、一つの写真に対するプライドだったり、高評価への過度の期待だったり、どれも一昔前にはなかったことだ。

古き良き昭和にはそんなものは存在しなかった。

 

SNSといえば、日本では「インスタ映え」という言葉が流行りだという。食べ物など、おいしいかどうかという本来の目的はさておき、SNSに投稿する写真映えがするかどうか、が大事だという。例えば虹色の見た目が綺麗なアイスを提供する店ができた。「インスタ映え」するので購入し、写真を撮る。そしてそのアイスは食べられることなく店の隣のゴミ箱に捨てられるのだという。

平和ボケという風にいうのか、世も末というのか。問題だ。

 

写真や映像にはない美しさが現実に、日常にはあることを人は忘れてはならない。

The Circle Official Trailer 1 (2017) - Emma Watson Movie - YouTube

 

 

なんだかんだ話が逸れながら私なりの映画鑑賞の振り返りをしてみた。

そして私が三つの中で一番印象に残っているのは良くも悪くも?

一番最初にみた「22年目の告白」

決して空の上での鑑賞はお勧めしないが、興味のある方は見てみてもいいかも。2、3日後引く感じ。