旅するようにくらす

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ほめ上手

「ほめる」という行為はどうやら日本人にとって苦手らしい。

 

数年前に「ほめ達」という本がはやっていたり、前職の教育現場でも子どもを「ほめる」ことに力を入れるなど、意識しないと出来ないのが現実であった。

同じく「ほめられる」ということにも慣れていないため、ほめられた時の反応がわからないのもまた国民性なのか。

 

もちろん日本人全員がそうではないだろうが、少ない海外経験・人脈からそう感じている。ただほめる、ほめられることに損は発生しないし、双方がご機嫌な気分になるのがそのほとんどの場合だろう。

 

ほめられると周りに認められている、と確認でき自信につながる。

それは社会で生きていく上でとても重要なことだと思う。一つ言っておくが、自惚れと自信は違う。自惚れは全て自己評価であり、それが過剰過ぎること。

自信はメンタルを強くするのにも役立つ。日本人には生きる力が足りない、教育を変えなければとかよく言っているがそう言う根本的な人間らしい力?というか感性が教育や日常社会にかけている気がしてならない。

 

ここカナダでの生活は、より自然に、自由に人間らしく生きることを思い出させてくれる。

 

例の古着屋で働きだして4ヶ月。

職場のメンバーもお客さんも相変わらず国籍豊かで国も違えば個性豊からな人らの中で一生懸命働いている。

昨日髪型を変えたら、みんな超ほめてくれていつもに増してみんなやさしかった気がした。「髪型変えたんやー?かわいいね。」「髪きったの〜いいじゃん!」「髪型変わったん気付いてたよ」「色もきれいね〜」「わたしもそんな髪型にしたい!」「本当に似合ってるよ」「わたしの真似したでしょ〜」「うわー切ったんやー!えーやん」

(全てイメージ日本語訳)

 

外人ほめる。ほめる。そしてまたほめる。

 

ついでに、今日はなぜか急に個人面談に呼び出された。

わたしが働き始めてからの状況を記すトレーニングシートを失くしたみたいで(捨てた?テキトー!)、最初から何をいつ習ったか調査された。覚えてないけどまあこっちもテキトーに答えていって、トレーニングシートを埋める。サインさせられる。

どうやら今日は上司による、今までの働きぶりの評価面談らしかった。急に!

 

おおまかに全ての仕事はこなせるようになった。レジ、フィッテングルーム、服をかけて店に戻す作業、商品価格の確認、店内放送、、など。

レジ打ちが適当でミスが多いという以外は、完璧とは言えないけど、わからないことや作業に関しての質問はするし接客も堂々と出来ているという評価を頂いた。

ほめられると果然やる気を出す単細胞のわたしは、その後の仕事も頑張ってこなしたのであった。

 

部下や子どものやる気を出させたい場合、ほめるべきところをほめてみるとやる気を引き出す鍵になるかもしれない。ほめるところがない、というのは見つけられていないだけ。ただ、うそやお世辞は大体すぐバレるのでやめたほうがいい。

 

 

 

 

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レジ型のゴールドピンゲット!

 

 

 

 

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この安っちい染め剤を使ってみた。恐ろしい化学薬品が入っていそう。