旅するようにくらす

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週末シアトル

週末はシアトルへ旅行してきた。

 

いつもながらたいして下調べもせず、ただ「行きたい」という気持ちだけをリュックに入れて、出発。

朝から出発し、昼には着く計画でドライブ。

入国審査は思ったよりスムーズ。

この時は帰りにまた事件が起こることを知る由もない。

 

自慢ではないが、アメリカ大陸20州を完走した私、まだワシントンには踏み入れたことがなかったので、やたらと興奮していた。

21州目にきたこの州は西海岸最北の州、州都はオリンピアであるが、人々が集まる経済の中心地は周知、シアトルである。

1889年にアメリカ合衆国42番目の州として認められたワシントン州は、合衆国のなかでも比較的新しく、カリフォルニアと同じような風土でどことなく自由な雰囲気だ。

 

到着し、聞いたことのある、パイクマーケットに向かう。

まず、腹ごしらえということで生牡蠣を食べてみよう!バンクーバーでは生牡蠣を食べるのは禁止らしいがここはどうやらOKのようだ。

同じ海なのにおかしい。牡蠣の出身地を聞いてみると、なんとBC州(バンクーバーがある州)輸入して隣国で食べるのはOK?更に不思議。

ま、特に問題なく美味しくいただいたのでよしとしよう。

 

その後、スターバックス一号店にいき、コーヒーを飲んで市場に向かう。

この市場は魚が売れると店の人たちが勢い良く魚を投げたり、振り回したりするパフォーマンスが有名だ。たくさんの人が、お店の前で魚が売れるのを待っている。

それもなんだか変な光景だ。

魚が勢い良く宙に飛び交う様子を見て楽しむことができる。

 

大きな観覧車、カラフルな果物屋さん、だいすきなお洋服のお店、甘酸っぱいレモネード、空飛ぶ広告、安っぽいメキシカン、大量の海鳥。

海沿いのごちゃごちゃした観光地をブラブラ、うろうろと散歩する。

 

シアトルと言えば、もう一つ有名なのが「ガムの壁」

古びた劇場の横の壁に何メートルにも渡って人々が噛み捨てたガムが張り付いている。

カラフルなアートにも見えるが、そこには甘いような臭いような?今まで嗅いだことのないニオイがたちこめる。

夜に行ったということもあり、実に雰囲気のある空間であった。

日本の観光地は奥が深く、上品で美しいのに対し、アメリカの観光地というのは相変わらず、ざっぱで理解不能だ。

 

2日目は、シアトルの象徴とも言える、スペースニードルタワーへ。

このタワーは182mと東京スカイツリーの3分の1もない高さ。

市街地が良く見渡せる。すこし雲にかかっていたが、遠くにマウントベーカーを望むこともできた。(カナダとアメリカの間にある標高3000m以上ある成層火山

 

その後は例によってEMPミュージアムという博物館に足を運ぶ。

ここは、シアトルに本社を構えるマイクロソフト社によって創設された、SF、音楽、ポップカルチャーが集まる個性的な博物館だ。

ジミーヘンドリクスやニルヴァーナなどロック界著名人の展示や、実際に自分で楽器を体験できるコーナーもあり、興味深い。

他にも天文学などが学べるサイファイコーナーや(スターウォーズの特別展示もあった)、我らが任天堂とコラボしたゲームコーナーなども設けられていた。

やはり、見るだけでなく体験型というのは非常に楽しい。

 

ランチ後、なぜか閑散としたチャイナタウンを散歩した後、岐路に着く。

帰りに国境近くのビーチによって夕日を楽しんだ後、事件が起こることになる。

 

まず、国境までの道をだいぶ迷ってしまった。本来ならアメリカ横断経験が大いに役立つところだが、肝心の地図を忘れ、GPSも思うように働かなかったので、とにかく勘?とスタンドで道を尋ねながら国境までたどり着く。

全くアメリカの道路はわかりずらい。標識もこっちの車線にあって反対車線にはない場合がよくあるので、目的地やフリーウェイの入り口を逃すことが多々有る。

観光客じゃなくとも絶対に間違うはず。

 

そんなことを言いながら、また国境でとんでもないことが。

入国審査の際、就労許可書を携帯していなかったため、「これはあかんぜよ・・・建物の中に入って、Bカウンター!」と嫌な虫が体についたかのような怪訝な顔をされる。

 

あああ、、最悪今日はここに寝泊まりか〜なんて思っていた。

このような経験もまた初めてではないので、なんとかなるや精神でBカウンターに行ってみる。

 

カウンターには2人の審査官。

「許可書どこにあんねん?」と怖い顔で聞かれたもんで、ビビって「ビ、BC・・かなだ」と答えた私。

「ほうむ?」あー。場所じゃなくて家かどうかか。

もう一人のおっちゃんがパスポートを頼りにパソコンに向かって私の入国履歴を調べている。「次から旅行するときは、許可書携帯するように!!」と厳しめに言われたところで、

あ、よかった、解放される。とわかり一安心。

それからは、審査官の制服着るの大変そうやな〜、服の上に防護服着て銃もつけなあかんにゃな〜とか、パソコンのほうの審査官の胸に"KUMAR"と書いてて、この人、くまさんっていうんかな、かわいい名前やな。とか、まだ調査は終わってないというのに、頭の中はすでに呑気に暇を潰していた。

 

無事解放されて喜んでいたのもつかの間、緊張したついでにトイレ借りよとその辺の係員にトイレの暗証番号を聞くと、「本日は審査官とお話しされましたか?」

なんや、厳重やな・・。

その様子を見ていたくまさんが、「彼女は大丈夫だよー」と向こうから言ってくれた。

イエス、わたし無害です!!

 

まるで国家機密かのように、「セブン・ナイン・スリー」とひそひそと耳打ちされる。

「イエッサー!」まるで国家警備員になったかのような気分でトイレに行ったのでした。

 

そんなわけで、夜遅くにバンクーバーに帰宅し、初シアトルの旅は幕を閉じる。

にしても、私の旅にはいつもハプニング?が起きる。

それも含めてその楽しさはクセになる。

 

 

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Pike Place Market

魚市場

 

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The first starbucks in the world

スターバックス一号店 すごい列。

 

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The Market theater gum wall

壁一面のガム。アート?ゴミ?

 

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The Mercury at EMP museum

博物館で見つけた水星。きれい

 

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公園のバーでランチ ハンバーガーを頬張る女

Had BIG humburgerxbluemoon at local park

 

 

 

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The view from Space needle

スペースニードルからの眺め