大陸横断、その後 - 旅するようにくらす

大陸横断を長らく共にしたウイさん、トマトさんはそのままサンフランシスコに帰るため9日の夜に別れた。

1ヶ月も一緒に旅していて、大変お世話になったので名残惜しい気持ちがいっぱいだった。
宿予約全般と予算管理(かなり予算を抑える事に成功!)を担当したお礼といって、イタリアンをご馳走になってしまった。
ありがたいこと。

DC滞在の自由時間は丸2日あったので2日間、目一杯見物した。
最初の日はチャイナタウン、ホワイトハウス、ワシントンモニュメント、国立アメリカ史博物館、ハーシュホーン博物館と彫刻の庭、航空宇宙博物館を歩いて見て回った。

日中の外気が37℃前後ととにかく暑いので、帽子とサングラスがなければ自殺行為だ。
ホワイトハウスはとにかく白く、これがよくテレビに映る場所か〜。という印象。

やたらセキュリティが多く、観光客ももちろんごった返している。

実は事前にオバマさんの今日の予定を調べた。前日はだれかとランチの約束してたみたいだが、週末の予定が未公開だったため中にいるかは不明だった。ちなみにミシェル夫人の演説も前日にその辺で行われていたらしいと小耳に挟だのだが、残念ながら見逃したようだ。

宿に泊まっていたナイジェリア人のフナンちゃんから情報を得たのだが、早朝にワシントンモニュメントに行くと展望台入場無料のチケットがもらえるらしいとのことだったので、確認してみるとやはり8時半に窓口が開き、数量限定チケットが配布される模様。
朝が早いのは苦手な私なのでかなり悩んだが、こんなチャンスはそうそうないと思い、翌日挑戦してみることに。

翌日、6時半におき、モニュメントに向かった!!
1時間ほど並んでチケットをゲットすることができた。偶然にも宿で同じ部屋に泊まっているブラジル人のサブリナちゃんに会い、同じチケットをゲットできたようなので一緒に行くことになった。

石造りのそのタワーは、初代大統領ジョージワシントンが独立戦争時、イギリスからアメリカ軍を勝利に導いた功績を讃えた記念塔である。

高さ169メートルあり、建設当時は世界一の高さを誇っていたようだ。ちなみに現在はドバイのブルジュハリファ(828メートル）が世界最高となっている。２番目がスカイツリーだ。

エレベーターの中でレンジャーが説明してくれる。

「レディースエンジェントルマン！ようこそ、ワシントンモニュメントへ。このエレベーターはタワーの上まで、昔は12分かかっていたのが今は70秒で登れます。……展望台では注意事項があります。何時間でも好きなだけ楽しんで頂ければ結構ですが、夜10時にしまりますのでよろしく。」

アメリカ人は一つ説明するのにもいちいちジョークを入れるようだ。展望台では小さな窓から東西南北それぞれの景色が楽しめるようになっている。
ホワイトハウスやリンカーンメモリアル、ポトマック川もよく見える！

展望台とその下の階にはミニ博物館のようなものがあり、レンジャーがツアーをしてくれる。雷でひしゃげたタワートップの金属飾り？や地震でひび割れたタワー内の様子もみることが出来た。

全く、早起きは三文の徳とはよくいったものだ。

引き続き、サブリナちゃんと観光しようということになり、この日は、第二次世界大戦記念碑、リンカーン記念碑、ベトナム戦争、朝鮮戦争記念碑、キング牧師記念碑、ルーズベルト記念公園、日本から送られた湖畔の桜、ジェファーソン記念碑、アメリカンインディアン博物館、米国植物園、航空宇宙博物館(2回目)を歩いて見て回った!!!

前日7時間くらいあるいて、この日は朝からの活動で10時間くらい歩いたので、本当に疲労困憊した。
これだけ歩いたのは、観光客向けの地下鉄やバスなどの交通網がサンフランシスコやNYほどなく、不便なところも理由にある。

ワシントンDCよ、もう少し観光客に優しくしてほしい。

でも、その分珍しいものを見れて、楽しい時間を過ごすことが出来た。

宿に帰ってサブリナちゃんと甘いデザートを食べた。
最高に美味しかった。

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