美術館を旅する
記念すべき日。
大陸横断ゴール地である、アメリカ合衆国ワシントンDCに到着!!
バンザーーーーいい!
29日目は旅最後の日とあって、今までの安モーテルからちょっと奮発してヒルトン(カジュアルバージョン)に宿泊。
朝ごはんもしっかり美味しくいただいて、ゴール地を目指した。
首都、ワシントンDCに入ると今までの景色とはまったく違うそこは、生きた都会。
ワシントンDCとは、日本語でコロンビア特別区ワシントン
と訳されるが、そこはアメリカのどの州にも属さない場所、ということになる。
街を歩くと、重厚な石造りの建物や、厳重なセキュリティーが目立つ。他の州に比べてなんとなく品格ある雰囲気。さすが政治、金融の世界都市としての威厳さえ、感じられる。
ついでに物価も高い。
折角ワシントンDCに4日もいるので、少しアメリカのことを勉強してみよう。(今更ながら)と、思ったら幸いなことにここにはたくさん美術館、博物館があり、アメリカの事を知りたいという人には最適な場所だ。
その規模は大きく、アメリカ歴史、自然史、アフリカンアメリカン、先住民族、現代アート、産業などなどについて多種に渡るコレクション、または資料があり、見るものを楽しませる。
しかも!ほとんどの美術館、博物館は入場無料で開館から閉館まで好きに過ごすことができる。
写真を撮るのもほとんどの場所でOKだ。
昼前にワシントンDCに到着し、その日はアメリカンアート美術館に入り、広い美術館の中をゆーっくりと見て回った。もちろん入場料は無料で十分と言っていいほど見応えがある。
体験型アートのコーナーでは遊んで作品の近くに寄りすぎては監視員におこられたり、アメリカの歴史コーナーでは歴代大統領について知識を増やしたり、ポップアート、著名人のコーナーでは現代・過去のリアルなアメリカを感じることができる。
旅に出た際は、ほぼ必ず美術館に足を運ぶほど美術館好きのわたしにはすごく楽しい。
現地の美術館にいくと、現地の事が肌で感じられるだけでなく、日本で出会えない、本物に触れる良い機会になる。
スペインのバルセロナで、ある写真家の作品展にいった時、雑誌で見ていつか是非見たいと思っていたピカソの空中ライターアートの写真をみることができ、とても感動したことを覚えている。
NYメトロポリタンにいった時は莫大な数の作品を2日かけて丁寧にみたりした。
ここDCで特に私が気に入ったのは、アメリカンアート美術館の他に、国際航空宇宙博物館だ。気に入ったので2回も行ってしまった。
ここには、人類初月面到着の様子や、アポロ11号も展示されている。
月から持ち帰った土も見ることができた。
また、ライト兄弟の飛行機発明の展示も興味深く、印象に残った。
もともと自転車屋さんをやってたらしいのだが、現存する彼らが作ったチャリの展示があり、めちゃくちゃかっこよかった。(今はもう5台ほどしかないらしいうちの一つ)
第二次世界大戦のコーナーでは原爆投下までの様子や、終戦後の記事などを読むことができたが、日本人感覚としては複雑なものがあった。
ところで、今の時期のワシントンDCは日中ものすごく暑い。
だが、美術館、博物館に行くときは上着をお忘れなく。
Now I became a real road triper!
大陸横断ゴール!たくさん道に迷いながらたくさんののモーテルに泊まった
Smithsonian American Art Museum
アメリカンアート美術館 なかなか凝った造り。
Smithsonian American Art Museum
テレビの中にいる
A guy making sushi
ipod聞きながら寿司を握るおっさん
National Museum of American Indian
アメリカンインディアン博物館
Apollo Lunar Module
アポロ月着陸船 2人しかのれない宇宙船の操縦席は非常に狭い