探し物発見
昨日は大変めでたい日だった。
実は旅行中に、ビデオカメラのSDカードを後部座席のシートの下に落としてしまっていて、素人には取れそうになかったので放置していたのだ。
忘れてたわけではないが、さすがに、旅も終わるということでそれを取り出すことに。
とはいえ、誰に相談するか・・・・
とりあえず、レンタカー会社、ハーツの支店にいき相談してみる。
受付の黒人女性に話すも、少し困惑される。
そこへ働き盛り風の、ぼうずのお兄さんが登場し、ちょっとみたろか〜ってなもんで、シートを一生懸命あげたり下げたり、ぼうずあたまをあげたり下げたりしながら探してくれた。私もあたまを下げてのぞき込むが、一向にその姿は見えない・・・
手を突っ込んでみたが・・ない。
気づくとお兄さんは、ぼうずあたまとワイシャツにいっぱい汗をかいている・・・。
ちょっと厳しそやし、ディーラーに相談してみぃ。とおにいさん。
親切にもクライスラーのディーラーの場所まで教えてくれた。
少し離れた場所に複数のメーカーが並ぶディーラー店に到着。
その脇になにやら怪しげなお兄さん3人が腰をおろしてゆったりとしている。
黒人男性二人はドレッドヘアの貫禄あるおっさんズ、一人はものすごいデカイ。
もう一人は白人の腕に刺青バンバンはいってる若者。
え?この人ら従業員?というようなラフさ。
トマトさん、ウイさんのたぶん修理工だろうという言葉を信じ、恐る恐る声をかける。
あの〜ここで働いてる人ですか〜?
いえ〜そやで〜(関西弁訳)
あの〜後部座席の下にSDカード落としちゃったんですが、とるの手伝ってもらえませんか〜?
へ?メモリーカードおとしたん??あっちゃ〜〜やばいやん〜(関西弁訳)
とかなんとか言いながら、3人で知恵を絞りながら?試行錯誤してくれてものの2、3分で後部座席のシートを
バリっバリバリバリーーーーー!!!!!
と引き上げてしまったのだ。
そしたら座席のちょうど真ん中あたりから・・・
大事な大事なメモリーカードが・・・・!
クラちゃん、長期のドライブでかなり揺すられて大分吸い込んでしまっていた様。
お兄さんたちにお礼をする。
ただ、やってもらっといてなんなんだが、一部始終をみていたところ、一番手柄を上げた白人の若者にドル札が渡る前に危うく一番なんもやってない風のおっちゃんの手にドル札が収まってしまいそうだったところを見て、すかさずトマトさんが、「みんなで分けてね!!」と言ってくれた。ナイス
正直分けるほどの金額ではなかったが、おっちゃん一人の手柄になるよかよかった。
基本プラス思考なので良い経験になったと思うが、同行してくれたトマトさんウイさん、ハーツのお兄さん、ディーラーのメカの3人に感謝する。
何はともあれ、
いきなりあまり見ない顔ぶれがやってきてそんなこと頼んだもんでちょっとびっくりしたふうだったところをみると、(おくつろぎ中の)彼らにとっても思わぬ出来事だったのだろう。
ついでにサンフランシスコからドライブしてきたことを話したのだが、やはり
オーマイ!
と唖然としていた。
改めて、アメリカ人も驚くようなことをしたんだな。と実感したのだった。