砂漠にさく花
「アメリカの牛は小さいですね。」
誰かが発言をしたらしい。
えっ、アメリカはなんでもデカイのに牛が小さいわけない。
が、この広大な土地に悠々と暮らしている牛たちは、わりと近くにても不思議と小さくみえるのだ。
なんなら指でつまめそうな大きさだ。UFOキャッチャーならまとめて何匹か掴めるかもしれない。
何度もいうが、とにかく土地が広大なのだ。
ここ2.3日はグランドサークルと呼ばれる、アメリカ南西部の最も見所である土地を探索している。
そこで、この様なことを考えた。
なぜ人は自然に感動するのか?
人が絶対に作れないものを前にして心を動かされるからか。
いや、それだけではない。
映画やドラマは人が作ったものなのに感動する(場合がある)
今までの数少ない経験上、予期せぬもの、または想像しえなかったもの、または期待以上だったものに人は感動する。
太古昔から共存してきた自然と人間。
お互い争うことはないが、おもいやりに欠けることはある。
人間はテクノロジーの進化に伴い、自然を脅かしてきた。
自然もまた、私たち人間を地震洪水津波などの自然災害で攫っていくことがある。
加えて、昨今、地球温暖化などの問題により人間はその共存について一層真剣に考えるようになった。
みじかなところでいうと、ゴミの分別だったり、エコバック推奨だったり。
余談だが、サンフランシスコは全米でいち早くからスーパーやレストランでビニール袋禁止条例がとられていたようだ。
なんしか今回はマイ箸を持参してよかったと思える。
人間は自然を保護する。自然はその存在で感動を与えることができる。
また、水や食料など、その恩恵を人々は受ける。このバランスを考えると私たち人間ができることはほんの微々たることにすぎない、が、自然と向き合うことで、落ち着いて、たまにはそうゆうことを思慮することも人間にとって必要ではないか。
広野にたつ人間は、実に、ちっぽけなものだ。
Monument valleyの朝日
今回の旅で一番高級なホテル
The view hotel
Coral Pink Sand Dunes
ピンク砂漠(州立公園)