近況報告 2019.6月
こんにちは、ご無沙汰しています。
気がつくと一年以上このブログを更新していなかった!ということで、近況など。
ありがたいことにカナダでの永住権が取れ、新しい仕事もこの春から始めている。
仕事は、学校外ケアプログラムといって、親が仕事をしている子どもたちを放課後コミュニティーセンターで預かり、教育するというお仕事。
日本でいう、学童のようなイメージ。
子ども関係の仕事に長く携わってきた事を活かせる職を探していて、家が近い、知り合いが働いている、楽しそうと諸々の条件を合わせ応募した最初の所に面接に行き、そのまますんなりと採用され、また私のカナダでの新たな挑戦が始まった。
北米の教育というと、自由奔放、個人主義という印象があると思うが、まさにその通り。というか別の環境に入った事で、毎日またカルチャーショックを受ける事になる始末。移民大国というだけあり、世界各国の人たちが同じ環境にいるという状態が、そうならざるを得ないのだろうと思う。
日本人観点からいうと、なんて素晴らしい世界なんだ!とか一瞬思うけど、良し悪しは一概に言えないと先に書いておく。
私の職場ではある教育哲学に基づいて、子どもたちと共存するように働きかけるという信念がある。子どもたちと共存、というのは場所や資材、意見を共有するという考え方だ。それだけではなく、子どもたちの生きる力を養うこだわりの資材選び、遊びの中に成長を見出すという方法で子どもたちを示唆するのが私たちの仕事である。
だから子どもたちが先生やリーダーになる場合もあり、私たちはあくまでも「先生」ではなく、「教育者」と呼ばれている。
私は「先生」経験のほうが多いので、すぐに「指導」をしてしまいがちだが、ここでは別のアプローチを要求される。
それは難しいことで、この世界で何十年も働いている人でも毎日練習しているらしい。
でも、これが上手くいくと私たちは本当の意味での共存が可能になるのだと思う。
勉強する事がたくさん、考えて、掘り下げることがたくさんあってチャレンジ好きのわたしにはとてもいい環境だ、と言いたい所だが、ちょっと一杯一杯気味。
目標を持って、焦らず少しずつ前進していこう。
Drawing on huge space
Learning French in many ways
Origami/ Clay