資格取得
救急救命の資格を取得した。
これは私にとって案外大変なことで、2日間(各8時間)の訓練を要した。
ある人にとっては簡単だと思うのだが、言い訳をすると、このような知識を要する医療系の分野の知識を学ぶのは全く初めてであったことが難儀であった。
言うて救急の応急処置の内容などは至ってシンプルなのだが、身体の内臓の話や怪我、病気などの専門的な内容が特に難しかった。
もう何年前になるだろうか、運転免許の実地試験で嫌という程すべったことを思いだいした。(いつかのブログ ”運転の話”参照)
そもそも、今回はそこまでひどくはなかったのだが、一回目の訓練の最後には筆記試験があり、たったの25問の選択問題を通過することができなかった。二回目は持ち前の?負けず嫌いを発揮し、多少勉強をした結果、少しは内容を理解することができて無事資格することできた。
一回目は日本に帰りたいと思うほどショックだったが、二回とも別の団体によるトレーニングだったので色んなケースの話が聞けてよかったと思っている。
ものは考えようだ。
今回、仕事上この資格を持っていた方が良いと考え、取りに行くことを決めた。
両日午前中はたくさんの人が来ており、仕事や学業に生かす目的で参加している人がほとんどだった。
特に、ナースやガードを現役で行っている人たちもいて、その知識や経験の話がとても興味深かった。
心臓マッサージや電気ショックの機械の使い方などの実技ももちろんあるが、怪我の応急処置の実技では小さな傷口の手当てだけでなく、重度の火傷や頭が割れた場合、目にペンが刺さった時の対応までさまざまな状況を推定して包帯の巻き方などを習った。特に強烈だったのは、銃撃をうけた傷口の処置方法。
めったにないと思われるが、欧米で暮らしているからには知識がないよりいいかもしれない。
私は持病があるにも関わらず、楽観的な性格も手伝ってか自分の症状や状態を理解しようという努力にかけていた気がする。
それから、しばらくの間、勉強するという姿勢を忘れていた気がする。
今回学んだことはそれだけではなく、自分や周りの大切な人を守る技術と精神力
を備えておくことの大切さ。救急の現場では自分の平常心を保つための心ののコントロールもしなければならない。
医療従事者のみなさん、本当にお疲れ様です。
人生は簡単なことや楽しいことばかりではないから、自分という人間を色んな意味で強くしておく必要がある。
旅は学びである。そして、旅する限り学びは絶えない。
I am proud of myself!