旅するようにくらす

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覚悟の時

覚悟とは(デジタル大辞泉参照)

危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。
仏語。迷いを脱し、真理を悟ること。
きたるべきつらい事態を避けられないものとして、あきらめること。観念すること。
覚えること。記憶すること。
知ること。存知。
                     

実は最近この言葉の意味についてよく考える。

 

今までは根拠のない自信で突っ走っていきてきた。

30代も突っ走ってはいるが、そんなに甘くない。

 

日本人女性の寿命が最新のデータで86.61歳、そのくらいまで生きられるとすると人生の旅の3分の1は現地点で余裕で終了してしまっているという計算になる。

あくまで統計の話で、それ以上行けるかも知れないし、もっと早くに消えるかもしれない。そうなると、突っ走るスピードを少し緩めてもう少しゆっくりいこうじゃないか、という気分にもなってくる。

やはり旅はそんなに甘くない。誰にでも、困難や挫折、苦悩はやってくる。

その時の心の持ちようというのはとても大切だ。

 

最近改めて気づいたのが、平常心を保つ事。

 

これで大抵のことは切り抜けられる。例えば、相手の言っている言語が全く理解不能だったとする。内心めちゃくちゃ焦っているが、「なんですか?もう一回説明してください。」と冷静に返す。想定外の出来事が起こった時に何事もなかったかのようなフリを振る舞う。

顧客のクレーム対応も良い例だ。客が猛烈に怒っていてもひたすら聞く。謝る。がクレーム対応の鉄則というが、まさに冷静さを欠いてはならないのである。

弱みを見せない、というか、とにかく相手に足元を見られてはならない。

 

話は戻るが、「覚悟」という言葉は仏語として迷いを脱し、真理を悟ること(上記参照)とあるが、先に述べた人生に起こりうる様々な葛藤を悩むのは人間として当然のことと知った上で、物事の本質に目を向けられるようになると道が開けると私は思う。

 

さて、何に対しの覚悟かにもよるが、「覚悟」をするには忍耐や努力、タイミング、勇気、大体そのようなものがいる。

石の上にも三年というが、よほどラッキーでもない限り、本当に欲しいものは三年は頑張らないと手に入らないのか。いや、三年で手に入らないものだってある。

 

 

 

そう考えると「覚悟」って簡単じゃない。

 

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ある日の朝。霧がたちこめる。

Foggy morning around my neighborhood.