ワシントンの宿
看板もない安宿。
受付のおっさんも怪しくうさんくさい。
ここで3泊する。
私の環境適応能力(いつかのブログ参照)の出番だ。
6人の女性専用相部屋で、入ると早速ローレンという可愛い女の子が出迎えてくれた。
少し安心。
わたしがあまりにも大きな荷物をどこに置くが悩んでいると、後に帰ってきたナイジェリア人のフナンとローレンが「クローゼットはどう?」と提案し、場所をあけてくれた。
やさしいひとらや・・
1日目は二段ベットの下がうまっていたため、上で寝ていたのだが、登ったり降りたりが面倒くさいのと、荷物が多いのとで二日目に下があいた途端、出かける前にささっとシーツを取り替えておいた。
おかげで以後、2泊は楽だった。
こじんまりとしたホステルで、なにしろ必要な物品が最低限しかない。
無論、必要なものは全てこの大きな荷物の中に入っているのだが・・・
WIFIの環境はいいがシーツやタオルは限りなく薄く、掛け布団がなければ一日中かかった冷房が寒くてまた風邪をひいたに違いない。
だが、ラッキーなこともあった。
2日目に朝ごはんを食べていると、ドイツ人のカップルがパスタとミートソースを置いていったのだ。FREEと書いて置いていったので、すかさずいただいてしまった。
ドイツ仕込みの?ミートソースは玉ねぎもたくさん入っていてすごく美味しかった。
ダンケシェーン
2日目の夜ともなると、もうしっかり環境に慣れていた。
キッチンにいるといろんな質問を受けることになる。「シャワーは誰か入ってる?」
シャワーとトイレは同じで1つしかないため非常に問題だ。
誰かが入っていると我慢しないといけないし、裸で突っ立って待ってる人までいる。(タオルあり)それから、キッチンの水道が壊れていて、かたーいツマミをひいて水をださなければならない。
そのように突っ込みどころ満載な宿であった。
まあ、めっちゃ嫌やというまでの思いはしてないのでよしとしよう。
同室のローレンや、フナンもとてもいい子だったし、ブラジルのサブリナちゃんとは2日目一緒に市内観光をした。
ハイというやたらハイな中国人(自称ニューヨーク出身)もおもしろかった。
受付の怪しげな男も話してみると案外、悪い奴ではなさそうだった。
あっという間の3泊4日は過ぎ、次なる目的地に向かう。
Kitchen at the hostel in Washington DC
ホステルのキッチン